2013年8月8日木曜日

DSGカットモデル

 最近流行りの、とはいってもまだ知名度は低いのですが、これから大いに流行ると思われるDSGの作動カットモデルが納入されました。
 DSGは、日本ではDCTと呼ばれることが多いのですが、デュアルクラッチと二系統のギヤ列を持つ新しい形のオートマチックトランスミッションです。日本ではランサーエボリューションXや、日産GT-Rでおなじみのものですが、最新のFITハイブリッド車でも採用されました。いわゆるトルクコンバーターがないため、オートマのくせにと言っては変ですが燃費がすこぶる良くて、なおかつベースがマニュアルトランスミッションと同じ仕組みですからダイレクトな操作感がたまらないものです。おまけにデュアルクラッチを切り替えて次々に変速するものですから、変速に要する時間が極めて短くスポーツ走行にもその性能をいかんなく発揮できる優れものです。
 ヨーロッパのスポーツカーでは、マニュアルミッションと並んでこのDSGが用意されています。サーキットを走らせたらマニュアルトランスミッションよりも速い。かつオートマですから街中では楽チン。なんか、素晴らしいことばかりのようですが、渋滞にはまると少しぎくしゃくすることがあります。それと、マニュアルより少し大きくて重く、値段も高いです。
 おそらく日本の学校ではほかのどこも持っていないものと思います。これを使って学生にその良さを教えなくては。(御隠居)